散々な年末年始(その2:恐怖からの安堵)

年末年始はこの違和感と一緒にやり過ごさなければいけないと覚悟を持って帰宅したものの、違和感は時間とともに大きくなり次の日の朝には「これ、やばくない??」というくらいになった。

そして30日でもやっている歯医者を検索。
さすがに年末のこの時期までやっている歯医者なんてないよね、と半ばあきらめの境地で検索すると、なんと30日までやっている歯医者を発見。

藁をもつかむ思いで予約。

レントゲンを撮った結果、やはり予想通りの根尖性歯周炎。
根尖性歯周炎でなぜ痛みが発生するのかというと、神経を取り除いた空間の先っぽに何らかの理由(往々にして疲れによる免疫力の低下)で膿が出てくるのだけれども、膿が発生している歯は薬を充填していたり、被せものの処置をしているので歯の外に出てくることができない。
そのため膿は空間の先っぽで袋状にたまっていき、その袋が風船のようにパンパンに膨らみ、上からの力(ものを食べるなど)が加わると、ほかの神経を圧迫して痛みが発生してしまう、というメカニズムらしい。

今回は被せものを取り除き、少しでも空間内で発生している圧力を減らすという処置をして年明けに治療を進めていくということになった。

実際に処置をしてもらったら、ものを噛んだ時の痛みがなくなった。

 

これで安心して年末年始を乗り切れると、30日まで営業していた歯医者さんに感謝をして家路についた。

しかし、この後も根尖さんが私を開放するどころか、さらなる苦しみをもたらすことになるとは知る由もなかったのである…。